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平成21年度に始まりました、名工大TIDAプログラムですが、今年度末をもって終了いたします。
これまで、TIDAプログラムでは、当初の理念を元に、学生の学ぶ意欲を尊重し、サポートをしてきました。
この7年間、多くの意欲ある名工大生が本プログラムを活用し、自主的な研究、ゼミ、輪読会、勉強会などを行ってきました。また、サイエンス・インカレを始め、リサーチフェスタ、海外の大学や研究機関での研究発表など学外でのイベントにも積極的に参加してきました。
その結果として、文部科学省主催のサイエンス・インカレにおいて、毎年数名の口頭及びポスター発表者を送り出すことができました。
また、その発表者から複数回の科学技術振興機構理事長賞の受賞者、企業賞の受賞者も輩出することができました。
他にも、TIDAプログラム生の中から、博士後期課程を目指す学生を高い確率で育成することができ、当初の目標以上の結果を残すことができました。
さらに、平成26年8月には、日本工学教育協会から本プログラムに工学教育賞も授与されることになりました。
今年度をもちまして、名工大TIDAプログラムは終了しますが、これからもTIDAプログラムを経験した学生達はもちろん、自主的な研究活動を送りたいという大学生全ての活躍を願い、応援しています。
最後に、本プログラムでは、本学関係者のみならず、学外の方々にもたくさんのご協力をいただきました。皆様の温かいまなざしと助言、支援のお蔭で、TIDAプログラムが円滑に進んだことを実感しています。
皆様には心よりお礼を申し上げます。
TIDAプログラム責任者 大貫 徹
2月28日と3月1日の二日間にわたって、文部科学省主催「第4回サイエンス・インカレ」が、神戸国際会議場において開催されました。 今回は、前年の209組を大きく上回る291組からの応募があり、書類審査を通過した172組が発表しました。
名古屋工業大学TIDAプログラムからは、3年生が口頭発表部門2名、ポスター発表部門1グループ(3名による共同研究)、合計3組が書類審査を通過し、出場しました。
口頭発表部門に参加した2名の内、環境材料工学科3年の京兼広和が、最優秀賞である「文科大臣賞」こそ逃しましたが、優秀賞である「科学技術振興機構(JST)理事長賞」を受賞しました。 これは2年前にもTIDAプログラム生が受賞したものと同じ賞です。京兼くんは3年生ですが、自分で決めたテーマの研究がしたいという強い意欲のもと、希望する学内教員の研究室に特別指導をお願いし、この1年間、研究を続けた結果です。
また、口頭発表部門に参加した、もうひとりの学生、同じく、環境材料工学科3年の安東大介が、特別賞として、いくつかある企業賞の内のひとつである「エア・リキッド賞」を受賞しました。 安東くんも3年生ですが、同じく、自分で決めたテーマの研究がしたいという強い意欲のもと、京兼くんとは別の学内教員に特別指導をお願いした結果です。
また、ポスター発表部門に参加したグループは、懸命に自主研究に取り組み、発表に臨みました。 TIDAプログラム生の先輩や学内の研究室にも指導を受け、多くの方々のご支援をいただきました。残念ながら受賞は逃しましたが、貴重な経験をすることができました。