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背景

セラミックス関連分野で国際的に活躍する若手技術者・研究者の育成を目指す

「セラミックス」を基盤としたものづくり産業の集積が最も進んだ地域である中京地域に位置する名古屋工業大学は、この立地条件を活かす形で、全国でも数少ないセラミックスの研究教育を専門に行う学科および研究センターを設置し、基礎から応用までの広い範囲にわたって質の高い研究教育成果を数多く出すとともに、多くの優秀な技術者・研究者を輩出してきました。

こうした実績をもとに、本学は、平成19年1月に『セラミックス科学研究教育院』を設置し、この中にセラミックス科学・工学分野で活躍しようとする意欲ある者を、国際通用性を有した若手研究者として育成する、『セラミックスCOE教育部』を設けました。

セラミックスCOE教育部』においては、本学大学院工学研究科・未来材料創成工学専攻等、関連する専攻の博士前期課程1年次学生のうち、博士後期課程に進学し博士号取得を目指す学生のために、前期・後期一貫指導プログラムが受講できるようにしています。

今回、こうした実績が評価され日本学術振興会・平成21年度『若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)』事業に「国際ネットワーク形成に向けた次世代セラミックス科学若手研究者育成プログラム」という題目のもと採択されました。
この結果、平成21年度から「一貫性のあるITP教育プログラム」のもと、学生は、共通教材による講義の受講、派遣先機関での単位取得、海外パートナー機関教員と連携した学位論文昨成、国際共同研究に積極的に参加することなどができるようになります。

本学では、こうした実績を踏まえ、セラミックス関連分野を今後も豊かに発展させるため、学部入学時期から博士後期課程までの9年間を一貫したプログラム(「名工大セラミックス教育プログラム」)のもとで育成することで、セラミックスの研究に関する多くの優秀な技術者・研究者をほぼ永続的に輩出する途を構築しようと考えています。

名工大TIDAプログラムは、『セラミックスCOE教育部』への進学を強く希望するきわめて意欲ある学部学生を対象として、学科横断型教育コース「工学創成プログラム」ですでに実績のある「専属アドバイザー制度」を活用することで、学部2年次(もしくは1年次)から4年次までの期間に、セラミックス関連分野で国際的に活躍する若手技術者・研究者育成という高い志のもと、工学一般に関する基礎的な研究力を特別に育成しようとするものであり、上記「名工大セラミックス教育プログラム」の前期段階に位置づけられるものです。


 
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